H62-04 大問一

 休講で飛んだ02、03を飛ばして今日は04番の解説です。春期講習全体を通して、客観問題は易しく、記述問題には難しいものが含まれる印象です。国語の苦手なお子様は客観問題中心の直し、得意なお子様は記述中心の直しという方向性を取りやすいテキストと言えるでしょう。出来る問題を少しでも増やしていきましょう。なあ、娘よ(笑)

 さて、大問一は佐倉統・古田ゆかり「おはようからおやすみまでの科学」からの出題です。鎌倉学園、成城、中大付属、東洋英和などで出題があります。


おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書)


おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書) [ 佐倉統 ]


 喩えの意味を読み取るのがポイントでしょうか。ただ問七は難しいですねえ…娘よ、✕でも良い、ただ何かは書こう…

問一 漢字なので省略。

問二 まずは「足踏みミシン」と「ポータブルミシン」が対比関係になっていることを読み取りましょう。図表にまとめると以下のようになります。

 縫い物をするとき
足踏みミシンP2L1「カバー代わりの風呂敷をさらっと取ればよかった」
∴慣れたやり方
ポータブルミシンP1L18「押し入れから出すのが一仕事」→L4「手間は大きく」なる
∴(勝手)が違う

問三 「変化」を捉えて考えましょう。
<足踏みミシン>
 頻繁に使われていた。
  ↓
<電動ミシン>
 様々な縫い方が出来る。⇔複雑な模様縫いはあまり使わない。
  ↓
<マイコンが搭載されたミシン>
 使い方がややこしい。
  ↓
∴使う機会が減った。

問四 問三と関連しています。直前の「複雑な模様縫い機能が活躍する機会は、実際には宣伝文句ほどは多くはありません。」から、「機能が増えた分[ ③ ]が増した」訳ではない、と分かる。ので「実用性」。またはL15「使われない機械」という表現から実用性がなかったことが分かります。

問五 表現効果の問題です。内容的には問四と連関。本来プラスの意味を持つ成長に「」がつけられてマイナスの意味に変換されています。よってプラスの内容になっているア、ウは×。皮肉を込めているイが選ばれることになります。

問六 線部延長し、「これらは光と影の関係にあるといってもいいでしょう。」で考えます。指示語「これら」が指す内容は「光と影」なので、二つに分けて説明しましょう。また「光と影」が「科学の」光と影であるから科学の良い面と悪い面を書くことになります。「科学」という語に①点配点しました。
<「光」の説明>
 P3L19「科学が明るい未来を切り拓く」①+③
<「影」の説明>
 L19「扱い方によっては原爆や公害、薬害など科学がもたらす負の部分がある」(①+)③

問七 比喩を言い換える問題です。難問。まず線部を分割して、部分毎に説明する癖をつけましょう。長い線部を一発で変換できるお子様は少ないです。比喩でない部分については変換不要なので「技術が発達し」の部分はそのままでOKです。図表化すると以下の通り。

たとえ言い換え
技術が発達し ―
手足がどんどん伸びていった結果、できることが増えていった④
自分の指先がなにをしているのか(その技術によって)どのような結果がもたらされるのか④
を確かめられなくなっている部分
が現れてきている
分からないものも出てきている

問八 直前の一文を読むと「~手足を伸ばしても、自分の指先を見ながらコントロール出来ることや、自分がコントロール出来ないところまでは手足を伸ばさない知恵も、これからのわたしたちには必要な能力です。」とあります。「必要なこと」はこれです。この部分の言い換えを三十字ちょうどで探します。キーワードは「わたしたち」と「必要」。P3L5に「~これからのわたしたちは、電化や自動化の本当に必要な部分とそうでない部分とをよく見極める目を持つこと必要だと思います。」とある。

問九 脱文中の指示語「そう」の指示内容を考えて探しましょう。「全自動生活」がキーワードになるので本文を探すとP3L8に「わたしたちは本当に、『全自動生活』を望んでいるのでしょうか?」とあり、脱文と同じく文末が「か」で終わっています。なお指示語「そう」が指す内容は「わたしたちが本当に『全自動生活』を望んでいる」ことですね。

 以上となります。WordPressをバージョンアップしたら使いにくくなりました。まあ、慣れの問題だと思うので、いずれ気にならなくなるとは思うのですが…

 春期講習の解答解説はかなり丁寧ですね。優秀なお子様であれば、自分で解説を読んで納得して進んで行ける印象を持ちます。娘は答えしか見ていませんが…

春期講習
シェアする
Ritaroをフォローする
娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました