WS-07 大問二

 在宅ワークが本格化した妻にメインPC(というか主にモニタ)を奪われ更新もままならない昨今です。PCやipadは家族の数より多いのですが、仕事をするには大きいモニタが使いたい。しかし大きいモニタは一台しかないんですよね、我が家。テレビは少々大きすぎて使い勝手が悪いですし…もう一台買うか……

 さて、間が空いてしまいましたが土特07の大問二です。時期を逸したな…

 

 日高敏隆「里山物語」からの出題。小石川で出題されたような。本文を所収する「セミたちと温暖化」は国学院久我山と横浜共立で出ています。


セミたちと温暖化 (新潮文庫)

問一 十二字ちょうどであることに注意しましょう。線部延長すると文頭が<なぜなら>。直前部分に結論があります。「里山」をキーワードに読み進めます。また、問い方が「どのようなところ」なので「ところ」か名詞で終わっているはず。L25に「つまり里山は『里山』という『山』ではなく、人と自然が交錯するところ、基本的には人里なのである。」が見つかります。

問二 線部延長すると「もともとの自然の中に人間が入っていき、木を伐ったり、草を刈ったり、いろいろな[ ② ]をしていることによって生まれたもの、それが里山である。」となります。「人」や「自然」、又は具体的な動作である「木を伐る」、「草を刈る」をキーワードに読み進め、これと似た内容を探しましょう。L28「人は自然の中に入っていって、自然に何らかの働きかけをする。」やL31「木も伐るであろうし、草も刈る。」とあるのでこの形式段落で、これらをまとめた言葉を探すと「働きかけ」が見つかります。

問三 対比を取ると理解しやすい問題です。
<もともとの自然>
 もともとの深く暗い林/L11「もともとの自然は深くこんもりした林であっただろう。そこはあまり日もささず、薄暗くひんやりしていて、あまり快適な場所ではなかったに違いない」とありマイナス側。
<里山>
 (里山は)「人間が[ 3 ]をおぼえる場所になる。それが近年の里山賛美の源であることは疑いない。」とあります。
以上から、里山の評価が入る[ 3 ]はプラス側。マイナスを含む選択肢イ、ウはなし。アは「里山」にいって「興奮」というのが不適ですね。

問四 問一、二と関連します。直後が接続語<たとえば>なので線部延長。「奇妙なこと」の具体例として「里山への人の立ち入りを禁止したり、規制したり」することが挙げられています。「里山」は人の手が入ることで成立する。それなのに「人の立ち入りを禁止、制限する」のが「奇妙」と言っている訳です。

問五 語彙。無未非不。非現実的と不自然。

問六 まず線部の「両極端」が何を表しているのか掴みましょう。その上で両者について言い換え説明を行います。
<両極端>
 L54「徹底した自然と徹底した人工」
<徹底した自然>
 人は一切人間の手の加えられていない自然の美を求める/L62「自然礼賛の気持ち」⑤
<徹底した人工>
 L60「人工物を徹底的に発達させ、その利便さを享受している」⑤
<間をさまよっている>
 自然と人工の調和した里山ではなく、それぞれの極端な状態を求める気持ちが今の人間にはあるのではないか。

問七 筆者が述べている里山の良さを説明します。すなわち本文の結論です。結論は最初か最後で、今回は最後なので最終意味段落L78~86をまとめれば良いでしょう。
<良さ①>
 L79「(里山の動植物の姿に)安らぎを感じることができる」④
<良さ②>
 L82「(自然の中の)危険を予見するトレーニング」が出来る③
<背景>
 L82「そういう危険を予見するトレーニングは生きていく上で不可欠である」③

問八 漢字なので省略。

 日高敏隆はお亡くなりになっていますが、2019年入試においてもかなりの数出題があります(2020年はまだ集計中です…)。できればいつくか読んでおきたいですが、サピックスのテキストでも複数回登場するので、娘にもあえて与えてはいません(説明文は読みたがらないですし…)。

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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