本日より半分の人数、半分の時間の対面授業が行われています。同日に東京アラートが出ています。うーん、感染拡大するとまた自習に戻ってしまうのでしょうか…
久しぶりの対面授業は娘にはなかなかの刺激になったよう。今日は算数と理科でしたが、計算が遅くなったことを自覚した様子。こういった気付きは大事だなと思います。
さて、国語の授業は木曜日なのですが、13番の復習はまだまだです。特に漢字。14番テキストについてはBテキストは前もって読んでおくようですが、Aテキストはただ持っていけば良いようなのでギリギリまで13番です(笑)
今回の解法メソッドは菅野仁「友だち幻想」からの出題。世田学、高輪、聖光、立教女学院などで出ています。テレビ「世界一受けたい授業」で取り上げられたことから話題になった感じですかね。解法メソッドの文章は聖光ベースでしょうか。2009年頃の問題かな?

友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える (ちくまプリマー新書)
問一 今日のコレいち問。指示語「その時」がいつを表すのか推定しましょう。主語「お母さん方が」を見て母親が話題になっている箇所を探すことに気づければ易問。述語「お話をしていました」も同様にキーワードとなります。「お母さん方」が話題に登場するのはP3L4からの段落。線部③を含み「子どもたちはとっくに教室の中に入ってしまっているのに、お母さん方はほとんど帰らず、多くの人がその場に残って延々とおしゃべりを続けているのです。」とあります。この直前の「息子や娘がまだ幼稚園に通っている頃、私はよく送り迎えをしていました。」とあり、これが指示語「その時」の内容となるので、この間に入れることになります。
問二 意味段落(P2L1~16)で内容を把握しましょう。キーワードは「親しい」。L13に「親しさ」があるので、この周辺を読むと、問題提起(P2L11)とその答え(P2L12~14)が見つかるので、この答えと内容が合致する選択肢を選びます。直接的には「これは、第三者を排除することによって、その場の『あなたと私の親しさを確認し合う』ということなのです。」が根拠となります。
問三 線部延長し、キーワード「不安」をチェック。P3L1の指示語「その不安」を含む一文も線を引く。ここに含まれる「その不安というのは、今度はいつ自分が排除される側にまわるかわからないということです。」の説明が内容的には適合しますが、字数が合わない(24字)ので、この部分の言い換えを「不安」、「排除」、「わからない」などをキーワードに探しましょう。L14~15「このように、ある種のグループでは、いつも関係を密にしていないと、いつ排除されるかわからない 不安がつきまといます。」が答え。こちらは28字。L14の「このように」というまとめの接続語から後に抽象的な内容が来ると推定しても良いでしょう。
問四 意味段落(P3L4~13)で内容把握。送り迎えが話題になっているところだけ読めば良いでしょう。P3L11の接続語「さらに」の前に一つ、後ろに一つ。L12の「も」もヒント。
L8「~その場にいないとなんとなく不安になるから~」
L10「~その場にいないと何を言われるか分からないから~」→オ
L11<さらに>
L11「みんなが知っていて自分だけが知らないという状態を極端に恐れるということもある~」→ア
問五 線部④の「ちょっと気になっているのが」が主語。述語は「『携帯メール』を介したコミュニケーションです」となるのでキーワード「携帯メール」が話題となる意味段落(P4L2~15)を読みます。選択肢は抽象化されていますがL6~7「メールを送ったら、どれくらいすばやく『即レス』してくれるかで、相手の友情や愛情を測ってしまう人も多いようです。」→選択肢イ「メールの返信の早さが自分のことをどれだけ思ってくれているかの尺度になり」、L10「心が休まらない状態」、L12「不安」、L13「プレッシャー」→選択肢イ「緊張感」といった変換に気付ければ選べます。
問六 線部延長すると「それが、大学に入ってかなりの程度解放されて、『[ ⑤ ]』という雰囲気が出てきたので、とても楽になったそうです。」となります。対比で考えましょう。指示語「それ」の指示内容は具体的にはP5L4~8。抽象化すれば「同調圧力」。大学に入ってからがプラス、高校時代がマイナスとなります。
<高校時代>
L6「とにかくいつも一緒に行動していなきゃいけない雰囲気」→L5「重荷」
∴同調圧力に悩まされ続けた
<大学に入って>
(同調圧力から)L8「かなりの程度解放されて」
→L9「『人は人、自分は自分』という雰囲気が出てきたのでとても楽になった」
問七 線部⑥「同調圧力とどう折り合いをつけるか」についての問題。
(1)「同調圧力」をキーワードに意味段落を読み、説明を探します。P5L10~18。「自分の好みとは関係なく」や「つい周りに合わせてしまう」といった表現がヒント。L14~15の具体例から推定しても良いでしょう。
(2)語彙。折り合いをつける=譲り合って解決すること。
問八 問七と関連します。直前の具体例L14「自分の好みとは関係なく、みんなと同じような制服の着崩し方をしたり、今流行のバッグなどを友だちと一緒に持ったりする、また[ ⑦ ]」と、つながっているので文章構造上、同種のものが並んでいることが分かります。
全体的に易しめかな、と思いましたが、娘の出来はイマイチでした。家庭教師先のお子様は出来が良かったので、娘の国語力がイマイチか、相性が悪いのでしょう(笑)
サピックスオープンが振るわなかったので面談が怖いです。受けるのは妻ですが。
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