WS-01大問二

前回に引き続きWS-01です。大問二のポイントをメモ書き。
全体的には、抜き出し問題の条件をきちんと整理できるかが鍵でしょうか。

出典は文化学園大附属杉並、聖園女学院、早稲田佐賀で出題があった須賀敦子「塩一トンの読書」です。


塩一トンの読書 (河出文庫)


塩一トンの読書 (河出文庫) [ 須賀敦子 ]

問一 慣用句。選択肢も全て意味が分かるように。
問二  設問文に「姑のことばの中から」とあるので探索範囲が限定出来ます。あとは「塩をいっしょに舐める」がキーワード。語彙力が十分なお子様ですと「ともにする」と「いっしょに経験する」が同じ意味で使われていることに気付けるかも。
問三 問二同様「姑のことばの中から」探す。あとは「一トン」と「塩」がキーワード。
問四 共通点抜き出し。「古典」、「人間」あたりをキーワードに探しましょう。「古典」は「理解しつくすことの難しさ」があり、「人間」は「理解しつくせない」とあることから固定出来ます。「似ている」という表現が共通点に繋がることにも注意。
問五 問三、四と関連。「新しい面」を見せてくれる相手を選びます。
問六 こちらは「カルヴィーノのことばの中から」とあるのでL36~39が探索範囲。このテキストはこういったタイプの抜き出しを習得させたいのでしょうか? 「私たちの側からの積極的な行為」を考える方法でも解けます。
問七 語彙。
問八 本の全体ではなく一部だけ読んで残りの部分を「ないがしろ」にしているのだから、これの言い換えを探しましょう。
問九 文学史。渋幕、中等部の他女子中でも出題があります。ただ暗記量に比して点数配分は少ないのでコスパは悪いです。
問十 「読み手自身が変わるから~」とあるので、ここが理由。この結果を抜き出しましょう。 本文中で「から」が付いている時にそれが理由を表すことに反応できるように。
問十一 問十の「から」の仲間で「ため」という表現に注目。キーワードは「読み手」。
問十二 文法。「 こたえてくれる」のは誰(何)か考えましょう。
問十三 比喩換言。問十一と関連。
L67「人生の経験がよりゆたか」⇔L70「読み手が人間的に成長していない」
L69「読むための技術をより多く身につけた」⇔L71「素手で本に挑もうとする」
以上の構文構造に気がつけると良いです。
問十四 問六と関連。脱文は「そのもの自体を読まなければ、なにもはじまらない」なので、実際の読むことが重要だという話題。A~Cはこの話題に入ってないので×。Eは「どんなふうに」書かれているかを把握する話なので話題がシフトしていることに気づければ選べます。
問十五 正誤判定。(うちの娘もそうですが)この問題で間違っているなら、本文からの根拠探しをしっかりしましょう。本文中の根拠をもとに選択肢を選ぶという意味では良い問題です。具体的な場所は解答解説に書いてあるので参照しましょう。

こちらの問題も難しくはありません。ただ抜き出しの場所の固定や、文章構造(対比)、「から」・「ため」への注目など学ぶべき点は多い教材だと思います。
ただ、文章が古くないですかね?

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2/14更新
出典となった本のお尋ねがあったため、リンクを追加しました。

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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