WS-02 大問二(問一と問六のみ)

大問一に比べ、大問二の方が出題実績が多いのでこちらから解説です。
草野たきの「ハッピーノート」からの出題ですね。
テキストの問題は洗足の2010年の過去問でしょうか。同じ文章の別箇所はカリタス、学習院女子、慶応SFC、国学院久我山などでも出題があります。


ハッピーノート (福音館文庫 物語)


ハッピーノート (福音館文庫) [ 草野たき ]

今回は記述二問についてのみ書きます。残りの問題については後日…ということで。

問一 今週の最重要問題と思われます。この問題だけでも記述問題に関して学べることは多いです。線部に含まれる「そう」の内容を答えるだけの問題ですが、注意すべきポイントは沢山あります。得点することも大事ですが、失点を避けることの重要性を教えるのに丁度いい。では以下にポイント。
①設問文で「どういうことですか」と問われているので文末は「~こと。」で閉じる。
②設問文に「本文のことばを用いて」とあるので、内容的には本文を写せる。
③線部のセリフはのり子のものなので、解答根拠ものり子のセリフから探す。
④国語Aのテキストで出題のあった「たり」の用法を使うなら本文と同じく二回並べる。
⑤「たんび」→「たび」、「うざい」→「迷惑」といった変換を行い記述答案に話し言葉を残さない。
⑥本文にあるからといって「とか」を写して文意を曖昧にしない。
⑦セリフで「私」となっている人物は当然のり子なので変換。
⑧解答解説にもありますが、「世津といっしょ」といった内容は指示語「そう」の内容に入れると不自然になるため入れない。

※②に関して補足。
「自分で考えて」や「自分の言葉で」といった指示がある問題の場合、この戦略は使えないことが多いです。抽象化を行うなど1レベル上の記述能力を求めます。


問六 この時期に解くには難しいと感じます。復習は後回し。娘には説明をしましたが「ふーん」という反応だったので、そうそうに諦めて算数へ(笑)
「ビート板」に関してはL74~77にも登場しており、ここと繋げて考えられるか。
「ビート板」は泳ぎを「助けてくれる」道具です。本文で「のり子」は世津や聡子を「助けて」いました。助けてもらっている聡子は問三で見たとおり「嘘」をつかざるを得なくなります。よって「ビート板ありで泳ぐ」状態は「(のり子に)嘘をつく」状態となります。この逆である「ビート板なしで泳ぐ」というのは「嘘をつかない=正直に言う/本当の気持ちを伝える/本音でつきあう」ということになります。
ではなぜ「自分の本音で生きること」が難しいのか。本文において聡子がのり子に対して正直/本当の気持ちで付き合うようになった結果、二人の間では衝突が絶えません。昔のように「嘘」をついていればこういった衝突は回避できた訳です。つまり相手に本当の気持ちを伝えつつ、同時にその相手と仲良くするのが難しいということです。
自分のテストの点数が悪い時に「お前は馬鹿だなあ」と本音を伝えてくる子と仲良くするのは難しいですものね(笑)

今回は二問だけで随分な分量になりました。娘に対しての解説も長引きました。問六に関しては触れないほうが良かったなと思います。適度に手を抜いていかないといけませんね。

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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