WS-02 大問一

中野孝次「日々の生活にこそ美を」からの出題です。本文を所収する「足るを知る」が桜美林で出題されたことがあります。


足るを知る 自足して生きる喜び (朝日文庫)


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こちらの本は古いせいなのか、検索しても中古品しか当たりません。土特のテキストは後半になると予想問題や、かなり新しい入試問題が収録されている印象ですが、前半は古くてオーソドックスな問題が多いです。とはいえ昨年も改訂されて順序が変わっているので、今年も変わるのかもしれません。

さて解説です。知識問題の占める割合が高い問題ですね。難関校でも渋幕や慶応中等部は漢字・知識が30%程度を占めますのでサボるべからず。と、娘には言い聞かせていますが、サボりますねえ(笑)

問一 接続語
問二 語彙
問三 脱文挿入です。脱文の文頭に「彼ら」とあるので、これが誰を受けているのか考えます。主語をとらえるとアは「われわれ」、ウは「わたし」でこの二つは「彼ら」で受けることはないので不適。さらにエの「小林秀雄や白洲正子」は生活を楽しんでいるので、脱文内容と矛盾します。消去法的な解き方の方がしっくりくる問題でした。
問四 (1)語彙
 (2)線部を含む形式段落を読むだけで選択可能。詳しくはL51以降でこの話題に戻っており、L53で問題提起、L54以降にこの答えがあります。特に着目すべきはL58~61でしょう。
問五 L22からの形式段落を読んで考える。製品が壊れれば新しく売れ、会社が儲かるということ。
問六③ 「そういう③しない物」を言い換えた表現が 何年かすれば捨てざるを得ない物」やL33「耐久消費財」なので「耐久消費財」をキーワードにして読みます。L16に「だが、改めてそれらの物を見ると、そのどれもが永続するものではなく、いわゆる耐久消費財で、何年かすれば壊れるか、新しいモデルに買い替えねばならぬ物ばかりであることに気づく。」とあり、同内容なのでここから抜けます。
 ⑤  筆者は「合板材」をL64「贋物」と評価しています。この対比となる「チークと檜の板」などは「本物」ということになります。
問七 内容的には直前で説明されていますが、字数等が合わないので言い換え表現を探します。
問八  指示内容を説明する記述問題です。「行き方」の言い換えが「生活」なのでL74からの「~テレビは見ない、電話は出ない、クーラーもケータイも使わないという生活」がその内容です。ただしテレビ等は具体例に過ぎないので抽象化が必要となります。模範解答通りでなくても L11「日々を便利・快適にするさまざまな物」やL13「時代の流行物」といった表現を流用することで書けます。
問九 「筆者がどのような生活をしているかふまえた上で」とあることがヒントになります。
 線部⑦の言い換えがL88「美は心の生み出すもので、心の鍛錬なしに日の発見はありえない」となります。
 筆者の生活は問四の内容なので、「自分が本当に愛するものに囲まれて暮らす」生活。
 その結果は問七の内容で「日々の暮らしを楽しむことができる」。
 その背景として筆者が否定的な生活=問八の内容である「科学が生み出した便利な流行物を使う生活」
以上の内容をまとめましょう。
 最終問題でまとめ記述を書かせる典型的な出題です。ここまで解いてきた内容をふまえて書くことが大切です。

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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