WS-04 大問二

今日は休講発表日にあった土特の教材です。この日までは授業があったので、宿題の指示なども出ているのですが、今日もらってきた教材は学習の指示が一切なく、どうしたものかなあといった感じです。
6学年分も教材を個人別に用意するだけでも相当大変だろうなとは思いますが、普段の欠席時にもらえる学習のポイントだけでもいただければ、重点が分かりやすいのですが…
映像授業に期待でしょうか。
国語はともかく、私は算数など教えられませんからねえ…

気を取り直して、土特です。
安岡章太郎の「宿題」は「ガラスの靴・悪い仲間」に所収されているようです。 安岡章太郎は「愛犬物語」が今年、早稲田で出題されました。


ガラスの靴・悪い仲間 (講談社文芸文庫)


ガラスの靴・悪い仲間【電子書籍】[ 安岡章太郎 ]


愛犬物語

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さて、解説は今回も厚めに残そうと思います。
問一 線部延長すると「ご飯がすむと、お膳のそばにのこっているのも落ち着かないが、二階へ行くのも宿題帖があるのを思うとイヤだった。」となり、「落ち着かない」気持ちの原因は一言で言えば「宿題」なので、これを含まない2,3は×。親はこの時点で「宿題」のことに気づいていないので1も×。
 または「落ち着かない」気持ちを言い換えた「あせっている」が入っている4が○という解き方でも良いと思います。

問二 表現技法の効果を問うています。これは五年生の時もどこかでやったような。「テツヤ」というカタカナ表記は音のみで意味が分からないですが、「徹夜」という漢字表記なら音も意味も分かります。「意味が分からない」のは「僕」なので「僕が意味を理解していないから」といった意味の選択肢を選ぶ。また、漢字で表記できるものをカタカナや平仮名で表記する場合、登場人物の「幼さ」を表すことが多いです。詩でこの内容を記述させた入試問題も存在します。

問三 線部を延長すると「もちろん秘密にしなければならないので、僕は寝床の中で父と母とが寝静まるのを待った。」となります。主語は「僕」。「僕」が「父と母」に対して「秘密にしなければならない」のは何故かを読み取りましょう。L24以降に「お母さん」についての情報があり、母にバレた場合、面倒なことになりそうだと思っていることが推測できます。
 または本文を最後まで読んでいればL97で「お前も死になさい。あたしも死ぬから。」と発言しておりなかなかの激情家(?)だと分かるのでここから推定するのも良いでしょう。

問四 問一と関連しています。「落ち着かない」、「あせっている」と似た意味の表現である「いらだち」が入った3が正解。線部延長すると「それから、それから、と想像しながら暗い部屋で眼をあけて待っているのだが、いつまでも話し声がきこえたり、あたりは静まらない。」となり、「待っている」や「いつまでも」という語も「いらだち」に繋がることが分かります。

問五 線部延長すると「僕の胸のあたりの空気」が「黒くなって行く」原因は宿題が終わっていないことだと分かります。また「黒く」はマイナス側の表現なので、対照的な表現はプラス側になります。プラス側になるには原因である宿題が終わっていれば良いので、本文の後半を探しましょう。するとL117に「宿題が終わったのは七時で~」とあるのでこの周辺からこの時の「僕」の気持ちを探します。すると直前のL116に「朝モヤの中から射してくる日が、なんとポカポカ暖かいんだろう。」とあり「暖かい」がプラス側なので解答となります。

問六 線部の「一生懸命」やL70「酔っ払ったように」といった表現は「僕」が夢中になって/舞い上がった様子を表しています。この原因はL63以降で西郷の姉さんの「いいわね、友達って」という発言を聞き、東京で友達と認められたと思いL65「すっかり嬉しくなった」からです。まあ、「嬉しく」に気づいてしまえば選択肢は2一択なのですが。

問七 比喩を言い換えて説明する記述ですね。線部を二つに切ってくれているのは難易度を下げたつもりでしょうか?かえって分かりにくく(答えにくい)なっているように思いますが…
(1)「苦心してオトシ穴を掘る」の意味を説明します。「僕」がどのようにしたことを喩えているのか、と問われており、ここがヒントになります。即ち「僕」の行動から押さえていくということ。例によって配点は私の独断と偏見です。
<「オトシ穴を掘る」の言い換え>
 (僕が)宿題が終わっていないことを(母親に)言ったこと④
<理由>
 シャープペンシルを買わせるため③

(2)「オトシ穴の中に自分からはまりこんで行く」の意味を説明します。こちらは「どのようになること」かを問うているので、結果を書けば良いでしょう。
<結果>
 宿題を明日までに終えなくてはならなくなったこと③
<原因>
 宿題が終わっていないことを母に知られた④
こうしてみると、(1)の前半と(2)の原因は同じ内容ですね。これは珍しいことではなく、記述中心の学校では結構よく起きます。麻布中などが典型でしょうか。

問八 母親の人物像を選択します。最終問題で本文全体にかかるので消去法の方が早そうです。自分が正解だと思う選択肢のみ根拠を確認しましょう。
1 × 「いつも」が強意表現。
2 × 「いつも」が強意表現。
3 × 「八つ当たり」はしていない。
4 ○ 
この問題に関しては「いつも」のような表現がついた選択肢を外すことを学びましょう。「必ず」や「絶対」などの仲間です。これらを含む選択肢が正解になることは希です。

娘は客観問題はよく出来ていましたが、記述はズタズタでしたねえ…うーん、まだまだ書きたいことが書けないようだ…

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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