WS-04 大問一

昨日に引き続き土特の復習です。今週分のテキストはもらってきたものの、授業日のスケジュールに合わせることにしたので、昨日今日は算数・理科をメインに、国語は先週分の復習をしています。小学校がお休みの分、多少ゆとりがあるなあ。

佐佐木幸綱・谷岡亜紀「短歌をつくろう」からの出題です。
短歌(詩)と解説文の対応を学ぶには良い教材だと思いますが、短歌に関する知識がない現時点では扱いに困りますね。

問一 線部を延長すると「まず、その一つは、想像だけで作らず、[ 1 ]短歌を作るということです。」となります。「想像だけで作らず」どうやって作るのかを読み取れば良い訳です。L18から「もう一つの意味」に話がシフトしているので、L17までを読んで考えましょう。意味段落をとらえる訓練となります。「想像」と似た意味の言葉としてL16「空想ではとてもこうはいきません。」の「空想」があり、続いて「実物に『取材』してこそ~」とあるので、これを参考に答案を作れば良いでしょう。模範解答の「実物をみて」以外に「実際に見て」くらいでも良いかなと思います。部分点という程の要素はありませんね。

問二 意味段落L18~26を読んで選びましょう。L19「机の前に座っているばかりでは、なかなか短歌などできるものではありません。」とあるので、これとの対比。直後に対比内容の具体例があります。キーワードは「出かけて」。L25にも「出かける」があるので、出かける目的を探すとL24「感動をさがしに」いくためだと分かります。感動するためには「題材」が必要なのでイが正解。

問三 言い換え記述の問題ですが、語彙ですね。模範解答は文末に「。」をつけていますが、この問われ方ならどちらでも良いような気がします。解答欄で一文を作るという意味ではつけるでしょうし、線部を変換するだけだと考えればいらないと思います。配点要素は二つ。
<「いまだ~ぬ」の意味>
 まだ~していない③
<「萌え(る)」の意味>
 生え(る)②

問四 短歌の意味を読み取る問題。ポイントは「朝」と「夢」の対比。アザラシは動物園にいるので「自由」ではなく、囚われの身です。これを「(自由が)夢の中」と喩えています。そんな中にあってもアザラシには「荒々しき心」を野生の時と同じように持っていてほしい(持っていろ)と筆者は思っている。これを「朝の海とせよ」と表現している訳です。正解の選択肢及び解答解説に恣意性を感じますが、他の選択肢を選びようがないですね。つまり消去法の方が早い。

問五 要約文を埋めるタイプの問題です。L31~44を読んで考える。Bの短歌の解説になるのでその意味が分かれば易問。文章構造が対比となっていることにも注意。
 要約文で「[ ① ]という悲しいできごと」とあることから、短歌もしくは解説文から「悲しいできごと」を探します。L33「お母さんがなくなった」やL35「お母さんの死」を五字以内で言い換えれば正解。
 母親の死/母の死④
 要約文に「いつもとかわらずにつづく[ ② ]」とあり、「いつもとかわらず」をキーワードに本文を読むとL40に「いつもどおり」が見つかります。これが接続している「営み続ける自然」を五字以内で言い換えればいいでしょう。
 自然の営み④
 なお、斎藤茂吉は文学史において歌集「赤光」と共に習うので覚えておくと良いでしょう。ついでに言えばこの「のど赤き~」も有名ですから、意味と共に覚えておくのが吉。

問六 語彙の問題です。臨場感:実際その場に身を置いているかのような感じ。L45~49の内容から推定しても良いでしょう。

問七 一語指定。一箇所目が「『 3 』という場面設定~」とあることから、場面を設定するような語でないとおかしいですね。二箇所目では「そんな想像がはたらくのも、『 3 』という語のためです。」とあり、指示語「そんな想像」はL56「~ふとんの中で、目を閉じて川の音を聞いているのでしょうか。」という内容を表します。「布団の中」で「目を閉じ」るのは通常夜であり、短歌の中にも入っているのでこれが答えです。
 我が娘のように謎の「夜瀬」なる言葉を解答にしている場合は、短歌を「読めていない」ので要注意です。「水の香の/きよきこの夜/瀬をのぼり/瀬をくだる稚き/鮎をしおもふ」となり、5・7・5・8・7の字余りになっているので読みにくいのは分かるのですが…

問八 短歌と解説文の両方から解答根拠を探しましょう。順番に説明がされているという意識がないと我が娘のように謎の文章を構築します(笑)
③ 要約文に「作者と[ ③ ]との間の『念念の生』」とある。「念念の生」という語は短歌にあるので、これが作者と誰の間のものかを読み取りましょう。短歌の中の妻が解答。なお「念念」は「時々刻々/一つひとつの思い」といった意味。
④ 要約文に「解説文にあるように」とあることから、解答根拠は解説文。「三十五年」、「被爆」をキーワードに解説文を読みましょう。L62において「~作者がその後経てきた苦労」について直接的には書かれていないことがかえって「三十五年」の重みを伝えるとあります。指示語「その後」とは「被爆後」を指すので「被爆後の[作者の苦労]の歴史」が答え。「作者」に②、「苦労」に②といった配点でしょうか。
⑤ 要約文に「視野を広げて」とあるのでスケールが大きくなります。これまでの作者という個人の話よりも大きい話題。本文はL65で接続語<そして>を挟んでおり、情報の追加(なお要約文も接続語<さらに>を用いて同様の構造になっています)が続きます。この段落の「戦後の日本そのものが経てきた歴史」という内容を意味は変えずに八字以内におさめましょう。
 「戦後の日本の歴史/日本の戦後史」が答え。日本に②、戦後に①、歴史に①でしょうか。3点満点なら①×3にします。

問九 単純にCの短歌で詠まれていることが分かれば良いという問題です。消去法でも良いでしょう。
ア ○ 「天地澄むと思ふ朝なり」は「天地が澄んでいると思う朝である」ということなので、朝の清々しい様子を表します。「秋の土静かに菊を咲かしめよ」とは「秋の土よ、静かに菊の花を咲かせろ」という意味。
イ × 「高い空」が根拠なし。また「菊の花」が「すくすくのびていく」のは不自然。伸びるのは茎。そもそも短歌にある「咲く」の内容がこの選択肢には入っていないので説明不足の選択肢です。
ウ × 「紅葉」の根拠なし。直後の解説文に惑わされないように。
エ × 「普通は夕方から咲く菊」が「空気」のせいで朝から咲いたりはしない。
オ × 「見渡す限りに菊の花」という根拠がない。また「咲き乱れている」という表現は短歌の「静かに」という表現にそぐわないので不適。

 解説文から推定できる問題もありますが、単純に短歌の内容を読み取る問題もあり、こういった問題は少なくとも短歌の基礎的な知識が付いてからでないとキツイと思われます。
 そんな訳で我が家では復習対象からは外しました。これを自力で直すの厳しいという判断です。
 L31~44の斎藤茂吉の部分だけ読ませて、他は捨てました(笑)

土特
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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