62A-04 解法メソッド

 休講につき「テキスト+学習のポイント+動画」でなんとかすることになったテキストです。
鷲田清一「悲鳴を上げる身体」からの出題。鷲田清一も入試出題数が多いです。
「悲鳴をあげる身体」は開智、慶應SFC、洗足で出題があります。
他には「大事なものは見えにくい」が開成、「わかりやすいはわかりにくい?」が武蔵、成蹊、世田学、「おとなの背中」が灘で出題。
 今年は「濃霧の中の方向感覚」が女子学院で出題されています。
東大、東北大、早稲田大、慶応大、上智大、センター試験などでも使われているので将来役に立つかも(笑)。
 サピックスのテキストでも複数使われていると思うのでリンクは本テキストで出典になっている「悲鳴を上げる身体」と今年出題のあった「濃霧の中の方向感覚」だけに とどめます。


悲鳴をあげる身体 (PHP新書)


悲鳴をあげる身体【電子書籍】[ 鷲田清一 ]


濃霧の中の方向感覚


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 解法メソッドは「指示語・接続語に注目」ということで、娘と話したところ「この前やった」とのこと。5年生時に習ったのかと思ったら、02番の板書を写したノートに確かに書いてある。まさか新型コロナを見越しての先取りではないでしょうが…
 「線部を含む一文に線を引いて、その中とか前後に指示語・接続語があったら、見る範囲を広げるんだってさ~」と説明してくれましたが、うん、お父さん、それについては二つツッコミたいことがある。
 ①それ、お父さん、去年も何回か言った…
 ②なんでその説明は聞いてるのに、君のテキストはきれいなままなんだい?
「うん、なんか忘れちゃうんだよね~」とのこと…
 今なら担当の先生とお父さんは凄く仲良くなれる気がする。同じ苦労をする者として…
 とりあえず15分で解かせてみたところ、一問ミスだったので彼女にしてはかなりの好成績。いや、時間が長かったか?悩みは尽きませんねえ…

 さて、今回もどこかの誰かの役に立てばということで、解説は詳しめです。解答解説には線の引き方の指南もあり、その内容との重複もあります。違う部分もあります。お子様が解きやすい・得点しやすい・納得しやすい方法でお解きいただければと思います。

問一 線部延長すると線部の後に指示語「そういう理由」が見つかるのでその内容を見つけましょう。「調理は人間生活のもっとも基礎的な行動であること」がその内容。キーワード「料理/調理」と「火」を結びつけて考えれば良いわけです。形式段落の内容をつかめば良いので、はなからそこを読んで解いても良いでしょう。

問二 一般論ではなく筆者の考えを答えることに注意。線部延長すると、「調理を家の外にだすということ、そのことの意味は想像以上に大きいように思われる。」となります。「調理」をキーワードに読み進めるとP3L15~P4L1までで詳しく言い換えられているので、ここを読みましょう。 「~意味は想像以上に大きい」と似た意味の表現としてP3L21「~現実感覚にあたえる影響は、けっして少なくない~」があることもヒントになります。

問三 のっぴきならない=避けられない(退っ引きならない)。主語が「出産や死」となっているので両方に共通するものを選びましょう。片方にのみ適合では説明不足の選択肢となります。
 ア、ウは出産には当てはまらないし、イの「重視されている」は必ずではない(孤独死、自殺、望まれない子供など)といった消去法でも良いでしょう。

問四 線部延長すると「その点で、身体はもはやじぶんのものではない。」となります。指示語「その点」の内容はL9「じぶんの身体でさえ、もはやじぶんでコントロールできず、体調がすぐれないときには、すぐに医院にかけつけるしまつだ。」という点。これを抽象化した選択肢を選びます。

問五 まずは線部⑤を含む形式段落の内容を把握しましょう。「埼玉県のある村の祭り」は「いのちを潰さないことには、わたしたちが生きていけないということ、このことをしっかり思い出させてくれる行事」の一例。以降はこの祭りについて具体的に説明し、それが持つ意味について抽象化しています。選択肢の表現は抽象化されているものの、最初のP4L2~4の内容を把握し、選択肢の内容と比較すれば解けます。
 または「いのち」、「祭り」をキーワードに本文の表現と照合しても解けます。具体的にはP4L2~P5L1までの内容となるので見る範囲は広くなります。

問六 脱文の指示語「この単純な事実」が何を表しているのかを掴む。P5L3「ひとつのいのちが別のいのちの火に変わる」という「単純な事実」を、「わたしたちは普段ひとの眼にふれないようにばかりしている。」ということが分かれば解けます。
 または脱文の「人の目に触れない」をキーワードにすれば、本文P5L5に「~じぶんたちの誕生や死も、病院という人の眼に触れない場所で処置するようになった。」が見つかるので、この周辺を探します。これを含む形式段落L2~7が探索の範囲となるでしょう。
 更に別の解法。本文においてL3は直前が「いのち」の話の話となっており「生きる」ことに関するプラスの内容。しかしながら直後が「ひとの眼に触れないように」している話でマイナスの内容になっており、接続が不自然。脱文の文頭が「が」で逆説なのでプラスマイナスを逆転できることから間に入れれば良いと分かります。

 娘は問五を間違い、問三、六については理解があいまいでした。なんとなくでも解ければ、解けないよりはマシというのが私の考え方ですが、この感覚的な解き方はいずれ限界を迎えます。できれば早めに論理的に考える解き方にシフトしてほしい…

 私が教えられる国語と、娘が勝手にやる算数はともかく、理科と社会を自習させるのは親としても自習する娘自身にとっても少々ハードルが高いなあ、と思う今日このごろです。
 感染症が原因で、政府の要請もあるので軽々には判断出来ませんが、早く収まって授業が再開されることを願ってやみません。

国語A
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娘がSAPIXに通い出したので、プロ家庭教師のお父さんが国語の勉強法を考えるブログ

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